エンジンオイルのグレード

ガソリンエンジンのオイル その2

 

 

 

「SG」は、エンジンメーカーの推薦下で運転される1989年以降のガソリン乗用車、バン、軽トラックに適応しているオイルです。SGはAPI規格における分類のCC級(ディーゼル用)の性能も含んでおり、これ以前のグレードに比べてデポジット、酸化、摩耗、さび、腐食などの防止性能において、さらに高い性能を持っています。

 

 

「SH」は、エンジンメーカーの推薦下で運転される1993年以降のガソリン車に対応しているオイルです。SGの最低性能基準を上回る性能を持っており、耐デポジット性能、耐酸化性能、耐摩耗性能、耐さび性能、防食性能でSGに代わるものとなります。また「ILSAC/GF-1」などのエンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致しているオイルでもあります。

 

 

「SJ」は、エンジンメーカーも推薦下で運転される1996年以降のガソリン車に適用されているオイルです。SHの最低性能基準を上回る性能を持っており、耐ブラックスラッジ性能、耐酸化性能、耐摩耗性能、耐さび性能、防食性能でSHに代わるものとなります。「ILSAC/GF-2」など、エンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致しているオイルです。

 

 

「SL」は、エンジンメーカー推薦下で運転される2001年以降のガソリン車に適用されているオイルです。SJの最低性能基準を上回る性能を持っており、高温時におけるオイルの耐久性能や清浄性能、そして酸化安定性が向上しています。また、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格を持ったオイルでもあります。